潜在意識を使った“願いの叶え方”なら現実は関係ない!


ねぇ、ピンクイルカくん。
人間は「今の現実がこうだから、未来はきっとこのくらい望めるよね?」みたいな考え方をするの、知ってる?

そうなの?!知らなかった!
イルカ界では、今がどうであれ好きな未来を望むのが普通なんだけど…人間は違うんだね。
あなたは誰かのブログや書籍で「潜在意識を使って願いを叶えるには、現実を無視すことがポイント」など、見かけたことはありませんか?
今回の記事は、過去の私も混乱した「現実無視」についてお伝えしますね。
復縁を望む人も、この考え方がわかると、一気に加速させられると思います!
「潜在意識的には現実は関係ないから無視して」ができなかった
私は元々、大好きな彼と復縁、結婚したくて、潜在意識や引き寄せの法則を学び始めました。
その後、当時の願いを全て叶えて、今度は女性の相談に乗る側になったところ…びっくりしたことがありました。
(もちろん過去の私もそうではあったのですが)今がこのくらいだから、このくらいの未来なら望めるだろう、といった今を基準値にした望み方をする人が極端に多かったんです。
こちらが「何でも叶いますよ?」「実現させたいこと、もっとありませんか?」と聞いても、望み自体が出てこないんですよね。
- 今、音信普通なので、とりあえず相手と連絡を取りたいです…
- 友達としてでもいいから彼に会いたい…
- お金がないのでご馳走してもらえたら嬉しいけど…
- 彼との結婚はまだ…だって今嫌われてるし…
- 彼と幸せな恋愛ができたらいいけど…
こんな風に「今〇〇な状況だから」といった脳内トークがメインなんです。
本当に欲しい未来を考える前に「今の状態を条件として、そこから望める位のジャンプアップ度合い」で考えてしまうんです。
例えるなら受験の志望校選びみたいなものでしょうか。
今の偏差値が50だったら、一般的には今の偏差値からMAX +5~10位の間じゃないと、志望してはいけないみたいな。
私の偏差値は今50なので、偏差値55~60くらいの学校の中で志望校を選ばないといけない、そう思い込んでいる感じです。
本当は偏差値75とかを目指しても望んでも良いのだけど、その考え方自体が盲点になっているのですね。

現実無視するのが難しかった理由

どうして人間は「今の現実を無視して、自由に望む」のが難しいの?

もしかしたら人間ならではの特性かもしれないね。
復縁したくて、でもうまくいかなくて困っていたときの私もそうだったのですが…頭では理解できても、現実を無視して望むってすごく難しかったです。
もちろん慣れてきたら、現実を無視して好きな未来を望むのが通常運転になってきます。
潜在意識とのコネクトも強くなって、好きなものをどんどん引き寄せられるようになります。(楽しいですよ!)
過去の私や、その後たくさんの女性からの相談を受けて感じた、現実無視が難しいと言われる理由を3つご紹介しますね。
(1)そもそも現実無視に慣れてない
1つ目に、そもそも現実無視に慣れてないんですよね。
だって今まで散々、親や先生、いろんなところから現実をしっかり見なさいって言われてきたんですもの。
- 現実を見なさい
- そんな夢物語は無理ですよ
- もう少し大人になりなさい
繰り返し周りから発せられる「現実をちゃんと見なさい」のメッセージを、素直に受け入れて育った私は、当然「現実を見ることこそが正しいこと」だと思います。
なのでそもそも、現実を無視をしてくださいといった思考に慣れてないのです。
20年30年かけて培われてきた「現実をよく見て考える」この考え方から急に「現実を無視しなさい」と言われましても…。
まさに車は急には止まれない状態です。
私も他の人も「そもそも現実無視という考え方に慣れていない」これが1番大きいです。
(2)どうしても現実に反応してしまう
2つ目に、どうしても現実に反応してしまうんですよね。
(1)そもそも現実無視に慣れてないとも関連しますが、 考え方の癖って体の使い方の癖と似てると思うんです。
例えば私たちって、ほとんどの人は普通に歩くことができますよね。
歩くときに
「よーし右足を出して、同時に左手を少し前に出して…次に体重を移動させて左足を出して」
なんてイメージしながら歩いてる人はいないと思います。
それくらい「歩く」という動作は、誰もが無意識にできるようになっていることだと思います。
でも歩き方って人それぞれ少しずつ違うし、歩き方の癖によって足に負担がかかったり、骨盤がずれたりするじゃないですか。
実のところ、ウォーキングの専門家や、体のプロから「身体に負担をかけない正しい歩き方」を習った人ってほぼいないと思うんです。
同じように、私たちはみんな「現実をよく見て、それに対処する」という生き方を、自然としてきたと思うんですよね。
現実で何かネガティブなことが起こった
→よし、ネガティブを解消しなきゃ!
現実で何かポジティブなことが起こった
→よし、喜ぼう!
こんな感じに。
何か現実の変化が起こって、それに対して感情を反応させる。
これが無意識で私たちの心にはプログラミングされている状態が今です。
これを10年、20年、30年と積み重ねてきたわけですから、どうしたって現実に反応してしまう癖がなかなか抜けません。
正しい歩き方を習っても、一日では身に付かないように、これは習慣なんですよね。
(3)現実の臨場感が強い
3つ目に、現実の臨場感が強すぎて、現実を無視するなんてムリーーー!状態でした。
潜在意識を使って現実を作っていくには、臨場感がとても大事なんですが…この臨場感って曲者なんですよね。
現場感とは?
自分が今その場にいることを、心の底から信じられるような感覚のことです。
臨場感が強ければ強いほど、感情や感覚も強くなります。
例えばホラー映画を見ているときに、臨場感が強いほど「ビクっ!」となったり、寒気がしてきたりします。
臨場感が弱いと「ふーん、そうなんだ」みたいな感覚になります。
私たちが普段過ごしている現実って、臨場感がありまくりです。
好きな彼に振られて、すごく落ち込んで、ご飯も食べられなくなるとか、まさに臨場感の極みです。
それに対して、潜在意識で何か望めば願いは叶うらしいことはわかっていても、臨場感が薄いんですよね。
目の前で展開されている現実の臨場感 VS 妄想の臨場感
↑
この2つがバトルしたときに、圧倒的に現実の臨場感の方が勝つんです。
潜在意識的に現実は無視でいいとわかってても、理想と現実とのギャップにエゴが騒いでしまうから困ります。
「潜在意識的に現実は関係ない」をどう腑に落としたか?

お姉さんはその後、潜在意識的に現実は関係ないって腑に落とせたの?

あの手この手を使って、現実無視できるようになったよ!
今は現実スルーが普通になってる。
私がやってみた方法を紹介するね。
(1)自分を子供だと思ってみた
最初に、自分を子供だと思ってみるのは効果的でした。
私はどうしても「今の現実を無視する」と言うのができなかったので、逆に「現実を無視している存在って何だ?」と考えてみたんです。
その時に出てきたのが小さな子供。
小さな子供って無謀なチャレンジを延々を繰り返すじゃないですか。
絶対に転ぶのに走ってみたり、何十、何百回失敗しても同じ行動を止めなかったり。
その様子を見ていて「私にもこんな時代があったんだな」と思ったんです。
私が小さな子供だった頃から何十年も経って、身体も頭も育って、今は社会人として働いているけれど…
心だけでも小さな子供時代に戻ってみたら、もしかしたら現実を無視するヒントがあるんじゃないか?
この考え方はとても効果的でした。
(2)諸行無常を思い出してみた
次に、諸行無常を思い出してみました。
中学校で習った『平家物語』の冒頭
「祇園精舎(ぎおんしょうじゃ)の鐘の声、諸行無常の響きあり」
↑
ここ暗誦させられませんでした?
私の学校は暗誦のテストがありました。
意味は「この世のすべての現象は絶えず変化していくものだという響きがある」です。
ずーっと昔の人でも「物事は常に変わりゆく」と捉えていたなら、きっとそれが人生の本質なのだろう。
あんなに私のことを大好きだと言ってくれた彼の気持ちが変わるなら、大嫌いと言われた人の気持ちも変わるんじゃないか?だってこの世は諸行無常だもの。
そんなふうに思っていたら、少し気が紛れた気がしました。
もちろんこれだけですぐ現実無視はできませんが「現実を無視してもいいのかもしれない」という気分になる手助けにはなりました。
(3)日本の離婚率をガン見した
ダメ押しで、日本の離婚率をガン見しました。
ネットのどこかの記事で「日本では3組に1組の夫婦が離婚する」という情報を見ました。
その数字が正確かどうかは置いといて、私は自分の思い込みをひっくり返すために、この情報を使いました。
プロポーズまでして、結婚式まで挙げるような人たちでも、別れることはある。
これってつまり「一生この人だと決めるくらいの気持ちでも変わる」ってことじゃないか!
つまり、今はどうであっても未来はわからないと言う証拠だよね。
これを自分の潜在意識に染み込ませるために、日本の離婚率をガン見しました。
当時の私は、彼が私と別れた後に、別の女性と付き合って結婚してしまったらどうしよう…という不安が消えなかったのです。
離婚率の記事をガン見することで、もし万が一、彼が新しくできた彼女と結婚したとしても、それで終わりじゃないと心を奮い立たせることができました。
「新しい彼女を作って結婚してしてしまったら終わり」という望まない未来への臨場感を、弱くすることも目的でした。
「現実は関係ない」とは「未来はいくらでも作れる」ってこと

人間は大人になると、現実を無視して夢をみることが難しいんだね。

そうだね。
でも大人になった今だからこそ、未来はいくらでも作れることを知れたらいいね。
潜在意識の世界に入って初めて「現実を無視して」と言われた時は混乱しました。
でもよく考えてみれば、現実無視って「今までやったことがない」わけではないんですよね。
だって、もともと子供の頃は毎日が現実無視だったんですから。
- 今、歩けないから、来年も歩けないなんて事はない。
- 今、うまく話せないからといって、来年も話せないわけではない。
- 今、逆上がりができないからって、明日もできないわけじゃない。
そんなことくらいたくさん経験していたのに、なぜか忘れちゃうんですよね。
潜在意識とか引き寄せとか、現実無視とか…
新しく感じる言葉を使われてしまうから混乱するのであって、言っている事はとてもシンプル。
今、できなくても、次はできるかもしれません。
今、存在しないものも、来月には存在しているかもしれません。
だって、あなたの存在も、もともとこの世になかったものですから。
まだ存在していない「彼から溺愛されている未来」も、これから作っていきましょ。
一人じゃ難しそうなら、私たちピンクイルカチームがお手伝いします。

